2012年03月17日
お江戸旅行記(下)
いつも東京に行く目的は展覧会なのですが、
薄給の私目が、そうちょいちょい行けるもんじゃあありません。
しかも「絵を見に東京に行く」と言うと、「ええっ!?ぜいたくう~」と
言われるんですがね・・・。
でも今回は何が何でも行きたかった展覧会がありました。
「松井冬子展」です。
1年以上前から楽しみにしていました。
本当はこれさえ見れれば日帰りでもいいやと思っていたのですが、
家族や職場の同僚の暖かい後押しで、2泊3日のギャラリー巡りを
実現させることが出来ました。
会場に入るとエントランスには大きなスクリーンがあり、
松井さんの画像作品が上映されています。
重低音の不気味な音が鳴り響き、松井さんの作品に描かれている
白いボルゾイがゆっくりと映し出されます。
展示室でもこの重低音が聞こえてきて、作品の世界観が更に
広がる感じがしました。
入ったとたん、ずーっと鳥肌が立っていて、あんまり一生懸命
見たもんだから、すっかり疲れてしまいました(笑)
は~満足満足
この図録でご飯が何杯でも食べれるなあ~
無理して行ってよかったです。
随分前から松井さんの作品が好きで、サイン入りの画集も買ったくらいなのですが、
人の内面を描いているのに抽象ではなく、徹底的な写実だということ。
全てが女性目線だということ。
なによりも圧倒的な画力で、見るものにその世界観を見せ付ける画風が
大好きなんです。
幽霊や内臓など、ちょっと気持ち悪い内容のものが多いのですが、
それをも凌駕する表現力に強く惹かれます。
画家本人はとても美しい方でロレックスのイメージキャラクターなんですが、
インタビューで見る印象は、早口で意見を言う方でギャップがあります。
また、機会があったらこの世界に浸りたいと思います。
こちらは原宿にあるデザインフェスタギャラリーです。
建物もペイントしてあって、若い人がたくさんいました。
飴タクロウさんのブース 鮮やかなベースに黒のイラスト
遠くからでも目立ちます。
これ、気に入ったので写真撮らせてもらいました。
ライブペイントでダンボールにマジックでイラストを作成中
他の作家さんの作品も色々拝見しました。
若い作家さんはいいですねえ~
アオキサクラさんの作品も良かった
なんか持って帰りたかったんですが、貧乏なもんですみません・・。
エルメスのギャラリーでは山口晃さんの個展「望郷」が
開かれていました。
エルメスって・・緊張しましたよ!
凄い場違いで、冷や汗がどばっと出ました。
山口さんもちらっと見れましたよ。
この方の作品は最近まで宮日新聞で連載されていた
小説の挿絵として、見ることが出来てたんですよねえ~。
あと小説「風が強く吹いている」の表紙です。
上野の森美術館ではVOCA展が開かれてました。
推薦された40歳以下の作家さんが新作を出品する形式になっています。
右手前の作品が今回の大賞作品です。
新しい試みの作品が多く、とても面白かったです。
いつも紙面で見ていたので、実物が見れてラッキーでした。
銀座のスパンアートギャラリーでは「こやまけんいち個展」が
開かれています。
こやまさんのことは、行ける展示会を探していて、偶然見つけました。
ちょっと毒のあるイラストで、妙に気になったので見に行くことにしました。
作家さんがいらしていて、ポストカードにイラストを描いてくれました♪
丁寧に丁寧に描いてくれました。
これからも作品を見ていきたいと思いました。
こやまさん、イラストありがとうございました。
意外と効率よく回れたので、もう少し詳しくリサーチして
もっと回ればよかったと思いました。
これ、横浜美術館にあったぱらぱらまんが。
猫が近づいてきてペロンと挨拶して、また行ってしまうまんがです。
癒されますよお~。
上野の森美術館で買った「人体定規」
「うわ~!」
「とお~!」
「どうせ僕にはないんでしょ(怒)」
「あ、すみませんです・・」
この小山は・・・ねんりんやのバームクーヘンです。
頼まれたのも含めて10箱!
搭乗口に入らないと買えないんですよ!
・・重くて指にまめらしきものが出来ました・・。
プランタン銀座に可愛い雑貨やさんがありました。
色に引き込まれてふらふら入ってしまいました。
このスプーンはプチタプチというブランド。
猫がなかったんですが、可愛かったのでひよことぶたを購入
このショッピングバックも同じ店でひとめぼれ。
お手ごろ価格でさっそく下げて帰りました。
これ、譲渡会用にいいなあ・・
ごちゃごちゃやってたら、平蔵もケントくんも眠ってしましました。
次行くときは、猫さま方にもお土産を買ってきます・・。
この経験が自分の作品に生かせればいいなあと思いつつ、
また、ぼちぼちイラストを描いていこうと思います。
Posted by いち号に号 at
17:55
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