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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年08月29日

ミックスって?

 注・長い長い愚痴ですので、興味のない方は軽~くスルーしてください。


我が家には犬が一匹います。
圧倒的に猫の比率が多い中
細々と暮らしております。(笑)

もちろん雑種。 えへっ


猫は「サビ」とか「黒」とか毛並みで分けたりしますが、
犬は「トイプー」とか「柴」とか犬種で呼ばれる事が多い。

特にテレビによく出てる人達は、
「この子?さあ~?雑種かな」と言う人を見たことがない。
某ペット番組に愛犬を連れて出演されていますが、
ほとんど犬種がはっきりしてます。
毎週、雑種を伴って出演するタレントはいないのかと見守っていますが、
皆無に等しいですね。

犬種によって性格等が分かるので、飼いやすいなど
たくさんのメリットはありますが、
人気のある犬種を大金を支払って
ブランド品のように連れ歩く方もいるようです。


数年前に、ある保護団体さんに寄せられた手紙を読んで
とても感動したことがあります。

犬が欲しいと言ったのは三男さん。
お母さんと他の兄弟は大賛成だったのですが、冷静なお父さんは、反対でした。
理由は二つあります。
途中で飽きたりしないのか?
自分が成長するにつれて忙しいなどの理由をつけて
面倒を見なくなるのじゃないか?
など考え、なかなか首を縦には振られなかったそうです。

もう一つの理由は、パピヨンがいいチワワがいい
ミニチュアダックスフンドがいいなど
犬種にこだわる子供さんを理解出来なかった。

ご両親は、子供さんたちを中央管理所に連れて行かれたそうです。
初めて、不要と言われる犬たちがどうなるのかを
目の当たりにした子供さん達。
車の中で涙をこらえて黙り込む息子さん。

三男さんはそれから、まったく犬種にこだわることがなくなりました。
それから、毎日のように保護団体の里親募集を見るようになり、
新しい家族を探したそうです。

お父さんの了解を得るまで半年、それから犬を探し出して、8ヶ月。
新しい家族を迎えられたそうです。


もちろん、犬種にこだわるのが悪いこととは露ほども思いませんが、
タレントさんなどが何十万もする小さい犬に何万もするお揃いの洋服を着せて
満足しているのを見ると、色んな意味でちょっと・・・。
まあ、可愛がり方は人それぞれですがね。

メディアの影響は絶大です。
そんな姿を見て、影響を受ける子供さんもたくさんいらっしゃる事でしょう。
数年前にメディアに取り上げられた「崖っぷち犬」。
同じ境遇の姉妹犬には目もくれない里親志願の長い列。
付加価値の付いた犬だから、飼ってみようと思った方たちばかりだったのでしょうか。
その後、姉妹犬は一人の女の子に引き取られました。
彼女は、誰にも望まれないその犬を思って泣いてました。
大人ばかりの長い列を見て、どんな気持ちだったかなあ。


知り合いにパピヨンとチワワのミックス犬を飼ってる方がいて、
私はミックス=雑種と認識していたので、
「うちのうるんちゃんと一緒やね」と話すと
「雑種とミックスは違うとよ!」と怒られた事があります。
なんで怒るかな~
「雑種なんかと一緒にしないでっ!」て事ですかね。
大金を払って手に入れた、高級な犬だから?
結構人生経験のある、人の親となる年齢の方だって、
この位の認識なんですよね。

「雑種ならいらない」て言い放った大人を何人も見たことがありますから。

その人が言うには、ミックス犬は犬種の分かっている犬の混血。
じゃあ、雑種はお父さんとお母さんの混血?(いやいや、大体そうですよ・・)
うるんちゃんはお父さんもお母さんも分かりませんけど、
川南出身らしいですよ。

ちなみに親戚宅のあんずは
ブルテリアと雑種の混血。
とらじまのブルテリアです。
彼女はミックス??


同じ犬種を愛情もって増やし、その犬種の良さを多くの人に分かってほしいと
思って繁殖をされているブリーダーさんたちもたくさんいるのに、
「ブリーダー崩壊」と聞くたびに、狭いケージの中で繁殖目的だけで
飼われていた犬たちの惨状を見るたびに、「ブリーダーって・・・」と
考えざるを得ません。
ましてや、流行を追う一貫性のない「にわかブリーダー」が廃業したときの
悲惨さは・・・。
あるブリーダーは、左右の目の色が違うから売り物にならないと言って、
子犬を保健所に連れて行ったそうです。
幸いにも他のブリーダーの目に留まり引き取られたそうですが・・・。

数年前に、おじさんばかりの「にわかブリーダー」達の会話を聞いたことがあります。
犬がたくさん載っている分厚い本を広げて、流行の犬を選んでいました。
その時はまったく犬猫のボランティアに関わっていなかった私ですが、
気分が悪くなり、早々にその場を退散しましたよ。
もう、気分は最悪でした。
まあ、こんな方たちばかりではないと思いますが。

最近「空の会」さんが関わったブリーダー。
たくさんの小型犬がレスキューされました。
私はその方の人となりはまったく知りませんが、
あの子たちの状態や、入れられていた場所を写真で見ると、
怒りを覚えます。


個人的には愛玩動物に「流行」という枠をつくらないで欲しいです。
「今、人気の犬種は♪」と明るくテレビで紹介してるお姉さんたち。
じゃあ、ブームが去った後の彼らの不幸な処遇も報道して欲しいもんです。
なかにはブームが去ったからと、何年も一緒に暮らした愛犬を
保健所に自ら連れて行く人もいるのですから。

雑種だろうとミックスだろうと純血種だろうと、
どんな子でもみんな幸せに暮らして欲しいもんです。

「選ぶ」ことの責任の重さを認識しつつ、
犬たちから逆に選ばれる努力をしないと
いかんですわね。

さて、うちのうるんちゃん
幸せなんでしょうか。
一度本音を聞いてみたい。
バウリンガルボイス・・欲しいなあ。


















 
     


Posted by いち号に号 at 16:10Comments(2)